21日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」（日曜午前10時）では、ジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏による性加害問題について取り上げた。

　番組では犬塚浩弁護士の解説で、1999年に週刊誌「週刊文春」が、ジャニー氏による性加害を告発し、ジャニーズ事務所が名誉棄損で裁判を起こしたことも報じた。
　
　ジャニー氏や性被害（裁判ではセクハラ）に遭った少年も証言するなか、東京高裁は性的被害の部分については「事実を認定」した。最高裁まで進んだが、変わらず2004年に判決は確定している。

　犬塚弁護士は「裁判所がハラスメントの存在は認めたということ」と話すと、MCの東野幸治は「裁判長はセクハラに関する記事の重要部分は真実と判断したということですよね。でも、その時代、時代、その時々でチャンスはあったけれども、マスコミの方も取り扱うことがほとんどなかった」と、過去のメディアの姿勢に反省を口にした。

　犬塚弁護士は「時代的にたしかに性被害に対する問題意識が今ほどやっぱり意識してなかったということもあるけど、ちょっときっかけにすることができなかったのは残念」とじくじたる思いを吐露した。
東スポWEB

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